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ミュージアム・ミニ・コンペティション(レプリカ)

品番:
brebbia12
価格:

SOLD

送料:
別途

ブレビアの歴史的なパイプです。1968年と1969年にかけてブレビアが手作りで作ったコンテスト用パイプです。当時のブレビアは、“The M.P.B.Factory”と呼ばれていました。Brebbia Pipe Handcraft の頭文字をとってブランドとしていました。北ヨーロッパ、アメリカ、南アフリカで人気がありましたが、イタリアではあまり人気のあるブランドではありませんでした。しかし、大きなチャンスがめぐってきました。イタリアは、ミラノ郊外バレーゼではじめて『スロー・パイプスモーキング・コンテスト』が開かれました。バレーゼはイタリアの一大パイプ産業地で現在でも、ブレビア、サビネリのブランドメーカーから、エボナイトの吸口のメーカー、パイプの下請けメーカー等が存在しています。そのバレーゼのダウンタウンにあるバスケットボール会場には数百人のパイプスモーカーが集まり、パイプスモーキング・コンテストが開かれました。当初一地方のコンテストでしたが、イタリア大会、その次には他国からのパイプスモーカーも参加して国際的なコンテストになってきました。“M.P.B.”のブランドでパイプを作っていたブレビアも『ブレビア・チーム』のチーム名でコンテストに参加しました。ブレビアのチームのカルロ・パヴォーニが世界チャンピオンになり、メンバーの女性フランカ・フェルッティーは未だに破られていない2時間41分30秒の女性記録を出しました。コンテスト用のパイプは、着火のし易い、火持ちの良い、煙の流れがいい事が必要だとわかりました。このときにダブル・ボウルのこのパイプが作られました。当時は、世界的に決められた規格のパイプを使わなくてもよいときでした。1968年にこのパイプを開発し、1969年にはコンテストでこのパイプを使って優勝しました。この優勝をきっかけにブレビアはイタリアで有名になり、“M.P.B”のブランドからブレビアに名称を変更し、ひし形の中に“BREBBIA”の文字が入ったマークに変えました。

このダブルボウルのパイプは、火皿とヒールの部分の2部品から構成されています。火皿のブライヤーと、ヒールのブライヤーには直接ネジが切られています。このようなダブル・ボウルを持ったパイプは、作るまでに時間が掛かります。ブライヤーの乾燥状態がよくないと、お互いに暴れてネジがきつくなってしまいます。そのブライヤーの狂いを無くすためにはかなり時間をかけて乾燥させなければなりません。今回のレプリカは、当時作ってあった2000本のブライヤーの中から厳選し400本のパイプに仕上げました。


写真と実物とでは、若干色や木目に差がでる場合がございます。
気になるお客さまは、ご来店にて直接お確かめください。


商品詳細

全長
131mm
ボウル高さ
45mm
ボウルの内径
17mm
ボウルトップ
23mm
ボウルの深さ
22mm
重量
20g
フィルター
-