Jorgen・NielsenとKai・Nielsen1960年代後半マークパイプ作家が世界的に認知された時期であった。ヨーゲン・ニールセンの父ビゴ・ニールセンは、”BARI”(バリ)のブランドで工房製パイプをつくりはじめた。この兄弟は伝説的なパイプ作家を父に持っている。バリのブランドを冠したパイプで特に“WIKING”(ヴァイキング)が有名だった。このパイプは、大振りなブルドックシェイプで当時のパイプコレクターの垂涎の的だった。手作りのパイプでローデシアンベントでなく、ブルドックベントをフュチャーした作風は実に新鮮だった。ブルドックベントのシャンクのフォルムは、機械加工では表現できないラインを持っている。その湾曲したシャンクの表現は手作りで1本1本丁重に作り上げなければならない。19世紀の労働コストの安い時だから時間をかけて作ったシェイプなのだ。しかし、ファクトリーメイドのパイプが主流となった20世紀以降はあまりみることができなくなったのである。そのシェイプをリバイバルさせたのが兄弟の父ビゴ・ニールセンである。1980年代に入り、ビゴ・ニールセンはバリの商標権をドイツのフォン・アイケン社に売ってしまった。
80年代以降の彼のパイプは”VIGGO NIELSEN”の刻印を打っていたが、1990年代に入り病気のためパイプ作りを止めた。1990年代に入り、息子であったこの二人ヨーゲン・ニールセンとカイ・ニールセンが作家としてデビユーしたのであった。ヨーゲンは、10歳で学業の合間にパイプ作りを手伝いはじめた経歴の持ち主。何しろパイプ一家としてデンマークでも有名な家族だ。
写真と実物とでは、若干色や木目に差がでる場合がございます。気になるお客さまは、ご来店にて直接お確かめください
商品詳細
エッグシェイプの古典的な形だ。
ボウルのヒール部分の飛び出した感じは、
シックステン・イバルソンを彷彿とさせる。
シャンクの立ち上がりは小ぶりなパイプにしては
男性的。吸い口はドイツのマーブル・エボナイト。
- 全長
- 125mm
- 高さ
- 45mm
- ボウルの内径
- 20mm
- ボウルの深さ
- 38mm
- 重量
- 28g
- フィルター
- -